ご 挨 拶
         学校長
          川上 豪
     
     
 令和六年四月一日付けで三条東高等学校より赴任いたしました。佐高には平成二十八、二十九年度の二年間、教頭として勤務し、その際には、同窓会の方々はじめ皆様にたいへんお世話になりました。
 今回、教頭として育てていただいた佐渡に、有り難いご縁で戻って来ることができ、とても嬉しく思っております。微力ではございますが、佐高は無論、佐渡の生徒たちのため精一杯努めてまいりたいと思います。
 私自身は、西蒲原郡吉田町(現燕市)で育ち、弥彦山が近いこともあり、弥彦頂上から望む日本海に浮かぶ佐渡の美しさに息をのんだ記憶もあります。その経験か学生時代に登山をしていた父母の影響か、教頭時代も今も、時折金北山やドンデン山などに登り、雄大な風景と季節の花々を楽しんでおります。
 私が教頭として在籍していた平成二十八年は、ちょうど佐高百二十周年の年で、その記念行事の際にも、同窓会の皆様から多大なご支援をいただきました。現在でも、当時世に先駆けて普通教室全クラスに入れていただいた電子黒板を活用して、生徒が自身の目標を実現するための力を育成する授業や活動が行われております。
 また、昨年度の入学生から順次、同窓会の皆様から生徒用個人ロッカーを寄贈していただいております。お陰様で校内の美化と生徒の教材等の自己管理にたいへん役立っております。改めて感謝申し上げます。
 いよいよ再来年には佐渡高校も百三十周年を迎えます。今後学校としても準備体制を構築してまいりますので、宜しくお願い申し上げます。
 さて、令和三~五年度の三年間、佐渡島内五校が連携して、県事業「新潟の未来をSaGaSuプロジェクト」に取り組みました。これは文科省事業「COREハイスクール・ネットワーク構想~地域社会に根ざした高等学校の学校間連携・協働ネットワーク構築事業」を受けたもので、佐渡や中山間地域で遠隔授業等を通じて教育の質の維持向上を目指し、探究活動の学校間連携と地域協働体制を構築することを目的にしていました。
 現在でも、佐渡高校では、きめ細かく徹底した学習指導による「学習力」の向上とともに、「SaGaSuプロジェクト」で深めた、探究的な学びや他校・地域との連携による「人間力」の育成に取り組んでいます。遠隔授業に関しても、引き続き県事業として地域を拡大して実践研究・検証が続けられています。
 新たな学習指導要領で求められる「主体的・対話的で深い学び」が目指すものは、主体的に学び自ら未来を切り拓き前進成長していく生徒を育てることだと考えます。自ら目標に向かって自身を高め続けるには、目標真理への飽くなき探究心と、冷静に軌道修正しつつ自ら前進する熱意、他者を尊重し協働していく姿勢が必要になります。それこそ佐高の校訓である「自主自律」「求真窮理」「協調責任」「誠実感謝」に他なりません。
 これからも、学校職員の力を合わせて「学習力」と「人間力」の育成に邁進したいと思います。
 今年度に入っての部活動(現時点で全国・北信越大会以上)について、この場をお借りして報告申し上げます。
▽北信越大会出場
 ・陸上競技部
   男子やり投げ
 ・男女バトミントン部
   学校対抗
 ・女子バレーボール部
 ・空手部
▽全国総合文化祭出場
 ・書道部門
 ・新聞部門
また相川分校において、
▽全国定通体育大会出場
 ・男子バスケットボール競技
 ・陸上競技
本稿作成時点でありますが、以上の成績を残すことができました。今後とも在校生の活動活躍にご声援いただけますよう、お願い申し上げます。
 改めまして、同窓生の皆様には、ますますお元気でご活躍くださいますようご祈念いたしますとともに、今後とも佐渡高校へのより一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。
 
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