ご 挨 拶
        同窓会長
         鈴木 啓介
     
     
  同窓会会員の皆様には益々ご健勝のこととお喜び申し上げます。また、同窓会活動へのご理解ご協力大変ありがとうございます。
 新型コロナウイルスの蔓延もピークを過ぎて落ち着いた日常生活がもどりはじめ、穏やかな新年を迎えられたと思っていた令和6年1月1日、能登半島沖地震が発生しました。マグニチュード7・6と非常に大きな地震であり、佐渡市も震度5強と大きく揺れ、幸い人的被害は出なかったものの、住宅被害160件など含め約500件もの被害が報告されています。会員の皆様は大丈夫でしたでしょうか。
 発生数日後に被害が甚大であった石川県珠洲市に災害医療救護で派遣されましたが、能登の風景は佐渡によく似ており、活動を行いながらも、もし佐渡でこのような被害にあったらどう対処するかという思いを抱きました。地震に限らず災害は無いに越したことはありませんが、地理的に救援の手が入りにくい佐渡では普段から十分な備えをしておくことが求められます。
 さて、昨年度の同窓会活動につきご報告いたします。8月には佐渡高校同窓会総会を開催しました。また、島内のみでなく、新潟、関東、関西、中部支部でも開催され、多くの同窓会会員の方々とお会いできました。参加のたびに、会員の皆様の愛校心や郷土への強い思いを感じます。同窓会会長としてそれに答えられるように努力していきたいと考えております。また、同窓会活動用にパソコンの購入やWIFIの整備を行い、佐渡高校同窓会のホームページや公式LINEを作成しました。ぜひ一度訪問していただければと思います。今後も同窓会誌の発行に加え、SNSの整備を進めて門戸を広げ、若者にも参加しやすい同窓会にしていきたいと考えています。
 現役の佐渡高校生への活動としては、昨年度に引き続き生徒個人用ロッカーの寄付(三カ年計画の二年目)および野球部物置設置の補助、相川分校10周年記念の運動会での昼食(カレー)の提供の補助を行っています。
 昨年度も多くの佐渡高校生が北信越大会などに出場し大活躍しました。特に相川分校生が全国高等学校定時制通信制バスケットボール大会で初優勝という素晴らしい成績をあげました。生徒たちは勉強やクラブ活動などの高校生活に日々頑張っていますが、離島のため、練習試合などの島外への遠征などには、本土の高校生以上に大きな負担がかかっております。微額ではありますが、同窓会からの激励費を増額し、生徒活動の補助になればと考えております。
 また、同窓会会員である宮田亮平先生が日本芸術院会員、文化功労者に選ばれるという大変喜ばしいことがありました。お祝いを申し上げます。
 この挨拶文がみなさんの目にとまる頃には佐渡金山が世界遺産になっているかどうかが決まっているかと思います。国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関であるイコモスの評価結果は「登録」ではなく、二番目の評価である「情報照会」が適当という勧告がなされました。そのため、現時点では残念ながら世界遺産確実というわけではありませんが、すでに関係団体が勧告にそって修正を検討しており、望みは十分にある状況です。佐渡には金山だけではなく、多くの歴史的遺跡や素晴らしい文化があります。佐渡高校の学生たちには、これらの過去を基盤として佐渡出身であることにプライドを持ち、さらに全国や世界に向けて羽ばたいていけるように、同窓会としても支援して行きたいと考えています。
 2026年に佐渡高校は創立130周年を迎えます。記念式典、記念事業を計画しており、皆様のご協力、ご支援が必要となります。よろしくお願い申し上げます。また、同窓会にご意見ご要望があればいつでもご連絡ください。 最後になりますが佐渡高等学校の益々の発展と同窓会会員の皆様のご健勝、ご活躍を心からご祈念いたします。

  令和六年八月発行同窓会報より
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